経済指標に気をつける
昨今テーパリングのニュースもあり、FXにおいても経済指標に対してかなり注意が必要な局面になってきました。この場合に、EAの運用で取れる戦略は大きく分けて2つです。
- NY時間に基本的にはEAを停止する
- 主要経済指標の前後でEAを停止する
まず「NY時間に基本的にはEAを停止する」については良くも悪くも現在はアメリカを中心に経済が回っているので、自ずと重要な経済指標の多くはNY時間で発表されます。それを利用して、NY時間の前にトレードを終えてしまうという戦略です。メリットは実装や、運用がシンプルになるので、費用、運用負荷でメリットがありますが、NY時間のボラティリティの高い時間に取引が出来ないので、機会損失というデメリットがあります。
次に、「主要経済指標の前後でEAを停止する」については、どこかのサイトから経済指標の情報をMT4に取り込み、その時間の前後にEAを停止するというものです。こちらは運用の手間もなく、機会損失も少ないのでメリットが大きいのですが、実装の手間はそれなりに増えるので費用面でデメリットがあります。
スキャルピングのような細かく取引するEAであればあまり取引時間に縛りがないので、思い切ってNY時間を止めてしまうということも出来ますが、スイングトレードのような戦略だと、NY時間は止めるという選択が取りづらいのでその場合は、重要な経済指標だけ止められるような実装が必要になると思います。
現在当社ではいずれの方式でも実績がありますので、これからテーパリングに向けて、ご検討いただければと思います。